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引っ越しの費用を少しでも抑えたいなら、複数の業者から見積もりをとる相見積もりが欠かせません。
ただし、やり方を間違えると業者からの印象が悪くなり、かえって高い金額を提示されてしまうこともあります。
この記事では、引っ越しの相見積もりで守るべきマナーを5つのポイントに絞って解説します。
事前に準備しておくこと、訪問見積もり当日の注意点、そして業者を決めた後の正しい断り方まで、一連の流れをまとめました。
マナーを押さえておけば、業者との関係を良好に保ちながら、引っ越し費用をグッと安くできます。
これから相見積もりをとろうとしている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
引っ越しの相見積もりで守るべき5つのマナー
相見積もりは引っ越し業界では当たり前の行為ですが、最低限のマナーを守らないと業者との関係が悪化します。
ここでは、見積もりを依頼する段階で押さえておきたい5つの基本ルールをお伝えします。
相見積もりであることを最初に伝える
一括見積もりサイトを使った場合、業者側もほかの会社と比較されていることを理解しています。
しかし、業者の公式サイトから個別に申し込んだ場合は、相見積もりだと気づいていない可能性があります。
黙ったまま進めると、業者は自社だけに依頼されたと思い込み、正規料金で見積もりを出してきます。
最初のやりとりの段階で「ほかの業者にも見積もりをお願いしています」とひと言添えるだけで、比較を前提にした金額を提示してもらいやすくなります。
訪問見積もりの時間を業者同士で重ねない
効率を考えて複数の業者を同じ時間帯に呼びたくなる気持ちはわかりますが、これはマナー違反です。
業者同士がライバル関係にあるため、鉢合わせすると気まずい空気になり、帰ってしまうケースもあります。
訪問見積もりは1社あたり30分から1時間ほどかかるので、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
| 時間帯 | 業者 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 10:00〜 | A社 | 約45分 |
| 11:30〜 | B社 | 約45分 |
| 14:00〜 | C社 | 約45分 |
| 15:30〜 | D社(本命) | 約45分 |
荷物の量や引っ越し条件を正確に伝える
引っ越し料金は荷物の量と移動距離で決まります。
少しでも安くしたいからといって荷物の量を少なく申告すると、当日に追加料金が発生する原因になります。
訪問見積もりの際は、クローゼットの中や押し入れの荷物も含めて正確に見てもらうことが大切です。
- 家具や家電のサイズは事前にメモしておく
- 持っていく荷物と処分する荷物を明確に分けておく
- 物置やベランダの荷物も忘れずに見せる
- 新居のエレベーターの有無や階数も伝える
他社の見積書をそのまま見せない
相見積もりで他社の金額を伝えること自体は問題ありません。
ただし、見積書をそのまま見せるのはマナー違反とされています。
見積書には作業の段取りや人員配置など、その業者独自のノウハウが含まれている場合があるためです。
他社と比較したいときは、金額だけを口頭で伝えるようにしましょう。
値引き交渉はほどほどにする
相見積もりをとっていることを伝えれば、業者は自然と競争力のある金額を出してくれます。
そこからさらにしつこく値切り続けると、業者側の心証が大きく悪化します。
場合によっては、業界内で悪い評判が広まり、どの業者からも高額な「お断り見積もり」を出されることもあります。
- 値引き交渉は1社につき1回までが目安
- 相場からかけ離れた金額を要求しない
- 金額だけでなくサービス内容の違いも比較する
- 感謝の気持ちを伝えながら交渉する
相見積もりの前に準備しておくこと
見積もりの精度を高め、業者に好印象を持ってもらうには、事前準備が欠かせません。
ここでは、見積もりを依頼する前にやっておくべき3つのことを紹介します。
引っ越し日や新居の住所を確定させる
引っ越し先や引っ越し日が決まっていない段階で見積もりを依頼するのはマナー違反です。
情報が不確定だと業者も正確な金額を出せず、高めの概算しか提示できません。
見積もりを依頼する前に、最低限以下の情報を確定させておきましょう。
- 新居の住所(マンション名・階数まで)
- 引っ越し希望日(できれば候補を2〜3日)
- 現住所の間取りと新居の間取り
- エレベーターの有無や駐車スペースの状況
運ぶ荷物と処分する荷物を分けておく
訪問見積もりの際、部屋に物が雑然と置かれていると、業者はすべてを運ぶ荷物として計算します。
その結果、本来よりも高い金額になってしまうことがあります。
| 分類 | 対応方法 | ポイント |
|---|---|---|
| 新居に持っていく | そのまま梱包 | サイズを測っておく |
| 粗大ごみとして処分 | 自治体に収集を申請 | 回収日を確認しておく |
| リサイクルに出す | 買取業者に依頼 | 見積もり前に査定を済ませる |
| 業者に回収を依頼 | オプション料金で対応 | 料金を事前に確認する |
部屋をある程度片付けておく
訪問見積もりでは、業者の担当者が各部屋を回って荷物の量をチェックします。
物が散乱した状態だと確認に時間がかかり、担当者の印象も良くありません。
完璧に片付ける必要はありませんが、運ぶ荷物がひと目でわかる程度に整理しておくとスムーズです。
訪問見積もり当日に気をつけたいポイント
訪問見積もりは、業者の対応力を直接確認できる貴重な機会です。
同時に、業者側もあなたの印象をチェックしています。
お互いに気持ちよくやりとりするために、当日の注意点を押さえておきましょう。
その場で即決せず全社の見積もりを比べる
訪問見積もりでは「今決めてくれたらさらに値引きします」と即決を迫られることがあります。
魅力的に聞こえますが、ほかの業者のほうが安かったりサービスが充実していたりするケースは珍しくありません。
焦って後悔しないためにも、すべての見積もりが出揃うまで契約は保留にしましょう。
断る際は「家族と相談してから決めます」と伝えると、スムーズにかわせます。
ダンボールなどの梱包資材を受け取らない
見積もり時にダンボールやガムテープを無料で置いていこうとする業者がいます。
受け取ってしまうと、キャンセル時に返却の手間や送料が発生する場合があります。
契約を正式に決めるまでは、どんなに好意的でも資材は受け取らないのが鉄則です。
- ダンボール:未使用でも返却時の送料は自己負担になることが多い
- ガムテープ:使用済みだと買取りになるケースがある
- ハンガーボックス:当日レンタルの業者もあるため慌てて受け取らない
見積もり内容は必ず書面でもらう
口頭だけの見積もりは、あとから金額やサービス内容が変わるトラブルの原因になります。
訪問見積もりのあとは、必ず見積書を書面またはメールでもらいましょう。
見積書には総額だけでなく、作業内容の内訳、オプション料金、支払い条件が記載されているかを確認してください。
複数の見積書を並べて比較するときにも、書面があると判断しやすくなります。
相見積もりで引っ越し費用を安くするコツ
マナーを守りながらも、工夫次第で引っ越し費用は大きく変わります。
ここでは、相見積もりをさらに有利に進めるための3つのテクニックを紹介します。
一括見積もりサイトを使って効率よく比較する
1社ずつ電話やメールで見積もりを依頼するのは、手間も時間もかかります。
一括見積もりサイトなら、一度の入力で複数社にまとめて依頼できるので効率的です。
業者側も比較されることを前提に金額を出すため、最初から競争力のある見積もりが届きやすくなります。
- 入力は1回で済み、3〜10社の見積もりが届く
- 業者の口コミや評判も同時にチェックできる
- 24時間いつでも申し込みができる
- 営業電話が苦手な場合はチャット対応のサイトを選ぶ
引っ越し日に幅を持たせて安い日を提案してもらう
特定の日付を指定すると、その日に対応できるプランしか出てきません。
「この週のどこかで」と幅を持たせれば、業者側からトラックや人員に空きがある安い日を提案してもらえます。
| 条件 | 料金の傾向 |
|---|---|
| 土日・祝日を指定 | 割高になりやすい |
| 平日を指定 | 比較的安い |
| 月末・月初を指定 | 繁忙期のため高め |
| 日程おまかせ(フリー便) | 最も安くなりやすい |
本命の業者は最後に訪問してもらう
訪問見積もりの順番にもコツがあります。
一番頼みたい業者を最後にすることで、それまでに集まった他社の金額をもとに交渉できるからです。
「A社は〇〇円でした」と伝えるだけで、本命の業者がそれ以下の金額を提示してくれる可能性が高まります。
ただし、見積書そのものを見せるのではなく、金額だけを口頭で伝えるのがマナーです。
業者を決めた後の断り方とマナー
相見積もりをとった以上、最終的に1社以外はすべて断ることになります。
断りの連絡は気が重いものですが、放置するほうがかえって面倒なことになります。
選ばなかった業者にはすぐ連絡を入れる
依頼しないと決めた業者には、できるだけ早く断りの連絡を入れましょう。
業者側はトラックや人員の手配を進めている場合があり、連絡が遅れるほど迷惑がかかります。
- 訪問見積もり後に断る場合:決定から1〜2日以内に連絡
- 一括見積もりで断る場合:業者から電話が来たタイミングで伝えればOK
- 契約後にキャンセルする場合:引っ越し日の3日前までならキャンセル料なし
断るときは代表電話に連絡すると気が楽
営業担当者に直接電話すると、引き止めのトークが始まることがあります。
断りにくいと感じる方は、業者の代表電話番号にかけるのがおすすめです。
コールセンターのオペレーターが事務的に処理してくれるので、余計なやりとりを避けられます。
電話する際は「他社に決めました」とシンプルに伝えるだけで大丈夫です。
まとめ|マナーを守った相見積もりで気持ちよくお得に引っ越そう
引っ越しの相見積もりは、費用を安くするための基本中の基本です。
ただし、マナーを無視して進めてしまうと、業者からの印象が悪くなり、結果的に損をしてしまいます。
相見積もりであることを正直に伝える、訪問時間を重ねない、荷物の量をごまかさない。
こうした小さな気配りが、業者との信頼関係を築き、より良い条件を引き出すことにつながります。
見積もりが出揃ったら落ち着いて比較し、選ばなかった業者にはきちんと断りの連絡を入れてください。
マナーを守って相見積もりをとれば、気持ちよく、そしてお得に新生活をスタートできます。
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